☆応援メッセージ①☆〔あごうさとし〕
あごうさとし
劇作家・演出家・(一社)アーツシード京都代表理事
〇プロフィール〇
1976年、大阪府生まれ。80年代後半から90年代にかけて香港で過ごす。同志社大学法学部卒業。「複製技術の演劇」を主題にデジタルデバイスや特殊メイクを使用した演劇作品を制作する。代表作に「total eclipse」(横浜美術館・国立国際美術館 2010)「複製技術の演劇—パサージュⅢ−」(こまばアゴラ劇場・アトリエ劇研 2013−2014)等がある。2014−2015年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、3ヶ月間、パリのジュヌヴィリエ国立演劇センターにおいて、演出・芸術監督研修を受ける。京都国際舞台芸術祭2016 SPRINGにおいて、ショーケースキュレーターを務める。2014年9月-2017年8月アトリエ劇研ディレクター。2017年1月、(一社)アーツシード京都を茂山あきら、やなぎみわらと立ち上げ、新しい劇場をつくるプロジェクトを開始する。
同志社女子大学嘱託講師 京都造形芸術大学非常勤講師
若手演出家コンクール2007最優秀賞受賞
2010年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者
利賀演劇人コンクール2012奨励賞受賞
2013—2014年度公益財団セゾン文化財団ジュニアフェロー対象者
平成29年度京都市芸術新人賞受賞
☆応援メッセージ☆
この度は、京都学生演劇際の審査員にお声がけを頂きまして、ありがとうございます。今、学生さんが、どんな演劇をしているのか気にしつつも、足を運べずに長くおりましたので、とても嬉しく思っています。大学の演劇サークルに所属したのが、私にとっての小劇場の始まりでした。実に4年間、演劇ばかりに没頭する毎日であったように思います。あれから、随分と時間も経ちました。時代も変化しています。この2018年の学生の皆さんが、どのような表現が展開されるのか、楽しみにしております。
現在、私は、作品を制作しながら、東九条という地域に新しい劇場を作ろうとしています。「Theatre E9 Kyoto」と、いいます。100年続く小劇場を!というキャッチコピーで、活動を続けています。舞台芸術や劇場が、文化として深くこの京都の地に根ざせるように、という思いでそのような目標を立てています。私、一人の人生の長さでは、賄えぬものですから、ぜひとも、皆さんの中からも、今後、舞台芸術に携わってくださる方がおられると嬉しいです。新しい力を求めています。それは、作品であり、それをつくる劇作家・演出家・俳優・スタッフであり、アートマネージャーであり、舞台を見るお客さんであり、批評であり、或いは、将来、E9を運営したり、経営したり、ドラマターグしたりする人材、技術、やる気、才能、いろんなことを求めています。今現在の、私の偽らざる思いです。
暑いさなか、学業や、アルバイト、将来の準備など、色々と大変な中で、創作されていることと思います。どうか、体だけは気をつけて、もう二度とないこの2018年の夏に、みなさんの全力の作品を、みなさんとの出会いを、心から楽しみにしています!
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